というコンセプトで作ってるらしいです。間違った方向にはっちゃけすぎて1作目のファンから反感を買いまくったのがよっぽどこたえたんですかね。舞台が同じ島なのに、前作のようにうろつくことは一切できません(1のペンションのように、密室空間での推理がしたいという声が多かったため)。オカルトもネタ以外ではほとんど関わりません(香山さんのアレはネタと判断…していいのかな?一応は本編なんだろうし)。
しかしですね、私は2からはまった身ですのでちょっと不満点がちらほら。2ではPS2というプラットフォームで「新しいかまいたちの夜」として技術力やら意気込みやらがめいっぱい伝わってきました。蜘蛛や舞台のグラフィックに圧巻されたものです。ああいう観光あるいは冒険的な楽しみ方は好きなので、同じ舞台なのに館にこもりきりなのはかなり違和感が。純粋に1作目が好きだったというファンの方の評価は高いようですが。前作の悪いイメージを払拭したいなら舞台も一新して欲しかったかも、と個人的には思います。
1→2→3とシステムは変わっていますが、メニューは2より不便になっている気がします。今回は主人公4人によるザッピングというシステムが肝ですから、多少の不便は仕方がないんですが。「街」のザッピングのスケールダウン、かつ不便さはそのままみたいな。街と違ってザッピングの密度が濃すぎてうっとおしかったりも。
ザッピングの弊害といいますか、混乱を避けるためシナリオの柱は一本道です。ボリューム感のあった2の後では、テキスト量が激しく物足りないです。1と比べても短く感じます。正直この価格設定で売るのは厳しいですね・・・。が、何度も言うようですが推理派のファンには量より質ということで、出題の密度がいい感じ。どうせ安くなると思われるので長い目で見守ることをおすすめします。
発表から発売までやけに短いのが不安でしたが、「ダイイングメッセージ」みたいな遊び心、密室なのでグラフィックのスケール、同じ舞台なので新鮮さなどなど、色々とレベルが落ちていると言わざるをえないのではないでしょうか。
さんざん悪く書いているようですが、シナリオ自体は十分楽しめましたよ。以下、数行に渡ってネタバレ感想なので反転処理しておきます。
・今回、ネタバレなしでプレイしたのは初めてなのですが、やけに簡単だった気がします。犯人入力で1度もミスしませんでした。啓子編の叙述トリックがわかりやすすぎてちょっと辟易。容疑者外に真犯人を置くネタが好きですねー、相変わらず;前2作と似たような流れで黒幕がわかりやすすぎです。
・とはいったものの、ザッピングを駆使しまくらないと証拠が見つからないので攻略には苦労しましたが。合言葉は「俊夫を黙らせろ」w
・1に続き容疑者内の被害者ゼロですよ。真のエンディングの「小林透」「おかえり、みどり」が感動ポイント。でもおじさんおばさんのセリフは一言もなく;;(当たり前だけど
・透と真理は付き合っていないと豪語してきたのは、透視点しかなかったための勘違いだと判明。「もう3年目?」と聞かれてごく普通に肯定する真理に、微笑ましいものを感じましたv
エンディング集めは攻略サイトを参考にしましたが、なんと24時間経つ前に金のしおりが出ました。思いのほか短いのと笑いの少なさで、繰り返しプレイする気にならないので即行売りに出そうともくろんで頑張りました。また1000円に落ちたら買いなおしますけどね、いちファンとして。それにしても発売2、3日でこの攻略の充実っぷりはw
そうそう、予約特典の小説ですが、これを目当てに発売当日定価購入した私は思わず脱力してしまいました。体裁は文庫本ですが、分量にして95%がラブテスター。パパっと我孫子氏の新シナリオを楽しみたいのであって手間かけてゲームブックなんてやってられますまい(書き下ろし小説と聞いて、すっかりプラネタリアンと同レベルで期待してしまったのが悪かったかな?)。かまいたちシリーズはアンソロジーノベルの出来がすごいことになっているので、あれの足元にも及ばない満足度ってことは納得していただけるのではないでしょうか;;
私はうまく感想をまとめられていませんが、こちらに気になる点をわかりやすくまとめている記事を発見しました。
追記 翌日、ゲーム屋に持っていったら4700円で引き取っていただけました。早めに決断すれば損しないで済むかも?
イリサ「読んでくださりありがとうございました!」
しかしですね、私は2からはまった身ですのでちょっと不満点がちらほら。2ではPS2というプラットフォームで「新しいかまいたちの夜」として技術力やら意気込みやらがめいっぱい伝わってきました。蜘蛛や舞台のグラフィックに圧巻されたものです。ああいう観光あるいは冒険的な楽しみ方は好きなので、同じ舞台なのに館にこもりきりなのはかなり違和感が。純粋に1作目が好きだったというファンの方の評価は高いようですが。前作の悪いイメージを払拭したいなら舞台も一新して欲しかったかも、と個人的には思います。
1→2→3とシステムは変わっていますが、メニューは2より不便になっている気がします。今回は主人公4人によるザッピングというシステムが肝ですから、多少の不便は仕方がないんですが。「街」のザッピングのスケールダウン、かつ不便さはそのままみたいな。街と違ってザッピングの密度が濃すぎてうっとおしかったりも。
ザッピングの弊害といいますか、混乱を避けるためシナリオの柱は一本道です。ボリューム感のあった2の後では、テキスト量が激しく物足りないです。1と比べても短く感じます。正直この価格設定で売るのは厳しいですね・・・。が、何度も言うようですが推理派のファンには量より質ということで、出題の密度がいい感じ。どうせ安くなると思われるので長い目で見守ることをおすすめします。
発表から発売までやけに短いのが不安でしたが、「ダイイングメッセージ」みたいな遊び心、密室なのでグラフィックのスケール、同じ舞台なので新鮮さなどなど、色々とレベルが落ちていると言わざるをえないのではないでしょうか。
さんざん悪く書いているようですが、シナリオ自体は十分楽しめましたよ。以下、数行に渡ってネタバレ感想なので反転処理しておきます。
・今回、ネタバレなしでプレイしたのは初めてなのですが、やけに簡単だった気がします。犯人入力で1度もミスしませんでした。啓子編の叙述トリックがわかりやすすぎてちょっと辟易。容疑者外に真犯人を置くネタが好きですねー、相変わらず;前2作と似たような流れで黒幕がわかりやすすぎです。
・とはいったものの、ザッピングを駆使しまくらないと証拠が見つからないので攻略には苦労しましたが。合言葉は「俊夫を黙らせろ」w
・1に続き容疑者内の被害者ゼロですよ。真のエンディングの「小林透」「おかえり、みどり」が感動ポイント。でもおじさんおばさんのセリフは一言もなく;;(当たり前だけど
・透と真理は付き合っていないと豪語してきたのは、透視点しかなかったための勘違いだと判明。「もう3年目?」と聞かれてごく普通に肯定する真理に、微笑ましいものを感じましたv
エンディング集めは攻略サイトを参考にしましたが、なんと24時間経つ前に金のしおりが出ました。思いのほか短いのと笑いの少なさで、繰り返しプレイする気にならないので即行売りに出そうともくろんで頑張りました。また1000円に落ちたら買いなおしますけどね、いちファンとして。それにしても発売2、3日でこの攻略の充実っぷりはw
そうそう、予約特典の小説ですが、これを目当てに発売当日定価購入した私は思わず脱力してしまいました。体裁は文庫本ですが、分量にして95%がラブテスター。パパっと我孫子氏の新シナリオを楽しみたいのであって手間かけてゲームブックなんてやってられますまい(書き下ろし小説と聞いて、すっかりプラネタリアンと同レベルで期待してしまったのが悪かったかな?)。かまいたちシリーズはアンソロジーノベルの出来がすごいことになっているので、あれの足元にも及ばない満足度ってことは納得していただけるのではないでしょうか;;
私はうまく感想をまとめられていませんが、こちらに気になる点をわかりやすくまとめている記事を発見しました。
-気になった点-
・タイムチャートはあるが、フラグチャートがないのは不便
・犯人に殺されENDが無駄に多い
・ENDになるたびオートセーブされるのはウザい(しかも設定での変更不可)
・音楽の使いまわしの多さ
・サブシナリオの少なさ
・後半が作業的になりがち
・違う視点でとはいえ、主人公毎に同じような台詞を何度も見ることになるのにはうんざり
(ゲームレビュー) かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相
追記 翌日、ゲーム屋に持っていったら4700円で引き取っていただけました。早めに決断すれば損しないで済むかも?
イリサ「読んでくださりありがとうございました!」