全3回に渡ってカスタムピンキーの手順を紹介しているこのコーナーも、とりあえず仕上げの「塗装編」です。
最初に前提として述べておきたいのは、当方、実は塗装は苦手です;偉そうに人に語れるようなレベルではなかったりします。そういうわけで、前回以上にあくまで「手順の紹介」ということで、最低限の方法を記す形ということを念頭に置いてくださいませ。技術的なところは初めて編にてご紹介した素晴らしいサイト様を参考にステップアップしていただけると気が楽です。
上級者はエアブラシという文明の利器を用いますが、私はあまり興味がないので原始的に筆塗りとスプレー塗りだけのご紹介になります。
今回も写真が多いので続きは隠してます。↓クリックで開いてください。大したことは書いてませんが興味のある方はドゾー。
イリサ「読んでくださりありがとうございました!」
さて、前回の作業でパーツが出揃い、最低1日は放置して完全に硬化させたら塗装に入れます。が、その前に……
こういった舞台が必要です。これは100円ショップの小物入れに100円ショップの油粘土を詰め込んで、細い棒(真鍮線、竹串など)を突き刺したもの。色を塗ったら乾かさなければならないわけですが、紙の上に置いたりすると紙がくっついてしまうので、パーツに穴を開けて棒に刺さなければならないのです。
追記
わざわざお金を出さなくても、余っている発泡スチロール&竹串でやるのもよさそうです。
私が穴を開けるのに使っている道具はピンバイスといいます。これがないと作業が先に進まないので、必ず買っておきましょう。
※追記
ピンバイスの他にもドリルっぽい道具で開ける手もありますが、安く済むのはピンバイスだと思います。最近だと100円ショップのダイソーにも置いてありますからね。
左手で撮影しているので画像の不鮮明さは勘弁していただきたいところ;手の甲にお尻を押し付けて、指先でくるくる回すと穴が掘れる簡便ドリルなのです。ちなみに穴を開けると言っても絶対に貫通させないでください。棒が刺せればいいだけですから。
穴を開ける位置の各パーツのおすすめ位置は以上の通り。要は外から絶対に見えなくて、そこそこ厚みがある部分ということです。今回、下半身パーツはありませんが、上でも下でもお好みで。
問題はスカートです。穴を開ける余裕などどこにもありません。そこで、私はスカートパーツ専用にこんなものを作ってみました。棒に小さく切ったスポンジを刺して、接着剤で固定したものです。スカートパーツがすっぽりおさまり、しかもぐらぐらしないのでたいへん使いやすいです。お試しあれ。
実際にスタンバイに入った図。ここまでくれば、カスタムピンキー作りも山場を越えた感じでほっと一息。この穴開け準備はけっこう骨の折れる作業なのですが、妥協しないで取り掛かりましょう。なぜなら……
穴が浅すぎると乾かしたり塗っている最中に落下、こういうことになるからですorz何度やっても私は毎回この過ちを繰り返してしまいます……これをご覧になったあなた、せめて同じ過ちを犯さないでください。そうなれば少しは私も救われます……って余談はさておき。
塗装前の下ごしらえ、定番のサーフェイサーです。私は左の筆塗り版を使った上で、さらにスプレー版を吹きつけてます。余裕がなければどちらか片方でもかまいませんが、両方やっておくと細かな傷跡はほぼ隠せます。
この後でスプレーで仕上げがあるわけですから、筆塗りサーフェイサーは割と大ざっぱに塗っちゃいます。
筆を使う際に不可欠なのが、この薄め液です。水道水だと筆の汚れがあまり落ちなくて、様々な局面で泣きを見ることになります。できれば筆洗い用とそれ以外用の2つ用意しましょう。
今回は上半身パーツを筆塗りだけで仕上げ、一足お先に完成。というのも、ピンキーの肌色は塗装で出すのが難しいことで有名。めんどうなので妥協しちゃったということですね。ちなみに筆塗りは1回だけでは仕上がりません。乾いては塗り乾いては塗り、満足いくまで何度もやるものです。
スプレーのサーフェイサーを吹きました。スプレー類は乾くまでそれなりに時間がかかります。あわてずじっくり待ちましょう。買ってきたスプレーの諸注意に、最低何時間は待つようにと書かれているはず。
髪の毛など大きいパーツはスプレーで一気に塗ることが多いです。ここに用意したのは2色のスプレー。
まず1色吹きました。ちなみにスプレー塗装は軍手をつけて、パーツを棒に刺したまま行います。
乾いたら上から本命の色を吹きます。こういうのを下地塗りといいます。めんどうだったらやらなくてもかまいませんが、仕上がりにちょっぴり差が出る。そんな程度です。今回は黒系なので適当に色を選びましたが、金髪など薄い色だと下地塗りに何色を選ぶかでおそろしいことになったりします。慎重にやりましょう。
いよいよ最後の作業です。つや消しスプレーなど仕上げ用スプレーを吹きかけて、乾いたらこのように組んでさあ完成です!
というわけで私のカスタムピンキーの工程を全てご紹介できました。いかがでしたでしょうか?
……パテいじり編を読み返すと、すでに説明不足な箇所が多々見つかっているのでたまーに補足が追加されているかも。ついでに、最初に全3回と言ったものの、あと1つやりたいことを思いついたので番外編記事を書こうと思います。
次回、「フィギュア(再利用)編」もほどほどにお楽しみに~/
(時間と材料がないのでいつになるかはわかりませんが)
関連エントリ
カスタムピンキーの作り方
第1回 初めて編
第2回 パテいじり編
ピンキー倉庫に戻る
最初に前提として述べておきたいのは、当方、実は塗装は苦手です;偉そうに人に語れるようなレベルではなかったりします。そういうわけで、前回以上にあくまで「手順の紹介」ということで、最低限の方法を記す形ということを念頭に置いてくださいませ。技術的なところは初めて編にてご紹介した素晴らしいサイト様を参考にステップアップしていただけると気が楽です。
上級者はエアブラシという文明の利器を用いますが、私はあまり興味がないので原始的に筆塗りとスプレー塗りだけのご紹介になります。
今回も写真が多いので続きは隠してます。↓クリックで開いてください。大したことは書いてませんが興味のある方はドゾー。
イリサ「読んでくださりありがとうございました!」
さて、前回の作業でパーツが出揃い、最低1日は放置して完全に硬化させたら塗装に入れます。が、その前に……
こういった舞台が必要です。これは100円ショップの小物入れに100円ショップの油粘土を詰め込んで、細い棒(真鍮線、竹串など)を突き刺したもの。色を塗ったら乾かさなければならないわけですが、紙の上に置いたりすると紙がくっついてしまうので、パーツに穴を開けて棒に刺さなければならないのです。
追記
わざわざお金を出さなくても、余っている発泡スチロール&竹串でやるのもよさそうです。
私が穴を開けるのに使っている道具はピンバイスといいます。これがないと作業が先に進まないので、必ず買っておきましょう。
※追記
ピンバイスの他にもドリルっぽい道具で開ける手もありますが、安く済むのはピンバイスだと思います。最近だと100円ショップのダイソーにも置いてありますからね。
左手で撮影しているので画像の不鮮明さは勘弁していただきたいところ;手の甲にお尻を押し付けて、指先でくるくる回すと穴が掘れる簡便ドリルなのです。ちなみに穴を開けると言っても絶対に貫通させないでください。棒が刺せればいいだけですから。
穴を開ける位置の各パーツのおすすめ位置は以上の通り。要は外から絶対に見えなくて、そこそこ厚みがある部分ということです。今回、下半身パーツはありませんが、上でも下でもお好みで。
問題はスカートです。穴を開ける余裕などどこにもありません。そこで、私はスカートパーツ専用にこんなものを作ってみました。棒に小さく切ったスポンジを刺して、接着剤で固定したものです。スカートパーツがすっぽりおさまり、しかもぐらぐらしないのでたいへん使いやすいです。お試しあれ。
実際にスタンバイに入った図。ここまでくれば、カスタムピンキー作りも山場を越えた感じでほっと一息。この穴開け準備はけっこう骨の折れる作業なのですが、妥協しないで取り掛かりましょう。なぜなら……
穴が浅すぎると乾かしたり塗っている最中に落下、こういうことになるからですorz何度やっても私は毎回この過ちを繰り返してしまいます……これをご覧になったあなた、せめて同じ過ちを犯さないでください。そうなれば少しは私も救われます……って余談はさておき。
塗装前の下ごしらえ、定番のサーフェイサーです。私は左の筆塗り版を使った上で、さらにスプレー版を吹きつけてます。余裕がなければどちらか片方でもかまいませんが、両方やっておくと細かな傷跡はほぼ隠せます。
この後でスプレーで仕上げがあるわけですから、筆塗りサーフェイサーは割と大ざっぱに塗っちゃいます。
筆を使う際に不可欠なのが、この薄め液です。水道水だと筆の汚れがあまり落ちなくて、様々な局面で泣きを見ることになります。できれば筆洗い用とそれ以外用の2つ用意しましょう。
今回は上半身パーツを筆塗りだけで仕上げ、一足お先に完成。というのも、ピンキーの肌色は塗装で出すのが難しいことで有名。めんどうなので妥協しちゃったということですね。ちなみに筆塗りは1回だけでは仕上がりません。乾いては塗り乾いては塗り、満足いくまで何度もやるものです。
スプレーのサーフェイサーを吹きました。スプレー類は乾くまでそれなりに時間がかかります。あわてずじっくり待ちましょう。買ってきたスプレーの諸注意に、最低何時間は待つようにと書かれているはず。
髪の毛など大きいパーツはスプレーで一気に塗ることが多いです。ここに用意したのは2色のスプレー。
まず1色吹きました。ちなみにスプレー塗装は軍手をつけて、パーツを棒に刺したまま行います。
乾いたら上から本命の色を吹きます。こういうのを下地塗りといいます。めんどうだったらやらなくてもかまいませんが、仕上がりにちょっぴり差が出る。そんな程度です。今回は黒系なので適当に色を選びましたが、金髪など薄い色だと下地塗りに何色を選ぶかでおそろしいことになったりします。慎重にやりましょう。
いよいよ最後の作業です。つや消しスプレーなど仕上げ用スプレーを吹きかけて、乾いたらこのように組んでさあ完成です!
というわけで私のカスタムピンキーの工程を全てご紹介できました。いかがでしたでしょうか?
……パテいじり編を読み返すと、すでに説明不足な箇所が多々見つかっているのでたまーに補足が追加されているかも。ついでに、最初に全3回と言ったものの、あと1つやりたいことを思いついたので番外編記事を書こうと思います。
次回、「フィギュア(再利用)編」もほどほどにお楽しみに~/
(時間と材料がないのでいつになるかはわかりませんが)
関連エントリ
カスタムピンキーの作り方
第1回 初めて編
第2回 パテいじり編
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