
イラストを描くのは好きですが別に当ブログのメインではなく、正直に言うならばまったく上手くもないのですが、たま~に「絵を描く時に何を使用しているのですか?」といった質問を頂くことがあるので自分の一連の流れをまとめてみました。技術的な意味での期待はアウトですぞ!
とりあえず押入れに眠るトレース台を出しました。これは自分で買ったものでなく知人に頂いたものなので値段の相場は知りません。これがなかったら今でも落書きめいたイラストさえ描けてはいないだろう、なくてはならないアイテム。

なんとなく描きたいイメージを落書き。我が部屋では武装神姫がもっぱらポーズモデル。
amazonでお絵かき用資料(服の皺とか)を眺めているとあれもこれもと手に入れて勉強してみたいなぁなどと欲求に駆りたてられますが、やはりイラストが自分の本分ではない!と結局は頓挫します。

トレース台をスイッチオン、すると箱の内部に仕込まれた蛍光灯が点灯。紙が透けて描いた絵の線が浮き上がります。



点灯したトレース台に下絵を置き、画用紙を重ね主線を描きます。ここで私が使用しているのはuniのカラーシャー芯。赤、青、緑の3色があればたいていのイメージは再現できる不思議。肌色にあたる個所の線は赤を使用。それ以外の部分はイメージによりますが今回は青を使用(これは緑の使用例)。
主線を描いたら擦筆(さっぴつ)とやらで線をぼかします。これは以前本家サイトに絵をうpしてそれを見た方からいただいたアドバイス。

私が色塗りに使用するのはもっぱら「アクアッシュ」という、絵手紙でよく使われる水彩クレヨン。使い方はここで素人が語るより公式を見た方が早い。
中学生の時分、友人の紹介でアクアッシュを手にしてから現在までこれに頼りっきりです。

とりあえず肌色から塗る。他の色が混ざった時に言い訳のきかない部分なので。

なんとなく、薄い明るい色から塗っていく。アクアッシュは水筆の穂先をきれいにしながら塗っていくのですが、濃い目の色は落としにくくて先に塗ってしまうと薄い色を塗る時に干渉してしまったりするので。


素人感覚で適当に塗っていてもなんとなくそれっぽく見えてくるのがアクアッシュの強み。そろそろ濃い影をつけたい部分は水彩クレヨンで描き、水筆で塗り拡げるようにしていく。


背景が真っ白なのでパステルなど塗ってごまかす。パステル画を描けるようになるのにあこがれ気の迷いでパステルの道具一式揃えてしまったのですが、ググっても指南サイトのひとつもないので当てが外れたわけで。正直私は背景を描けるほどの腕はないので、たいていは「イメージイラスト」の名目でごまかしております。

パステルを使ったら、フィキサチーフというスプレーをかけなければならないそうで。なんだか模型のつや消しスプレーを思い出す、要は定着させるためのシロモノ。
最近は絵などめったに描きません。今回は、ブログ初期から延々と書き続けている小説がようやく完結を迎えそうなので、そろそろ次に書きたい作品のイメージイラストなど用意しないとなぁと思い立ちました。

イリサ「読んでくださりありがとうございました!」